本日は令和2年秋季彼岸法要にたくさんの皆さんにお詣りいただきましたこと、お礼申し上げます。今回もお盆施餓鬼と同様に三座に分けて厳修させていただきました。
そもそもお彼岸とは、変化が激しく無常で、苦しみの多いこの世界を「此岸(しがん)」というのに対して、対極にある苦しみを離れた安穏な世界を「彼岸(ひがん)」といいます。煩悩を離れた悟りの境地を目指す仏教の思想と、ご先祖様やご縁のある方への供養が結びついた仏教行事となりました。彼岸という言葉はサンスクリット語で「パーラミター(波羅蜜多)」。[彼岸に到る]という意味です。太陽が真東からのぼって真西に沈み、昼と夜の長さが等しい(春分・秋分の日)ことで仏教の中道思想に合致するからこの時期に彼岸法要を行います。また、このお彼岸中に行う仏道修行として六波羅蜜の修行があります。①布施②自戒③忍辱④精進⑤禅定⑥智慧があります。普段の生活から心がけることですが、特にこのお彼岸の期間に心がけて行動すると良いのです。
本日は檀信徒の皆さんと一緒に唱題修行をできたこと、嬉しく思います。
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