【コラム①】仏教例外主義・仏教モダニズム・宗教とは
- nisshinji
- 1 日前
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更新日:7 時間前
仏教は他の宗教と違い(もっとも宗教と名付けたのは西洋の思想で、後に仏教は宗教であるとされた)、科学と親和性があると評価された。
そもそも仏教は哲学や生き方を教えるものである。
仏教は神の観念が必要なく、瞑想に基づく心理学(心の科学)であり宗教を越える。
さらには仏教は合理的で経験的である点において他よりも優れているので、他のそれよりも優れているという主張が仏教例外主義である。※あくまで仏教例外主義者の考えである。
また、仏教モダニズムとは、仏教例外主義に基づき、伝統的な形而上学や儀式の要素をなくし、個人的な瞑想体験や科学的な合理性を強調する十九世紀からアジアの仏教改革運動や科学の考え方から誕生した考え方のことである。その背景にはイギリスの植民地化やキリスト教の布教に対抗するために国家宗教の主張がある。
そのハイブリッドな仏教や日本から禅思想を西洋に輸出し、さらなる変容を遂げ、再輸入した多国籍なものが現在の仏教モダニズムである。※仏教モダニズムにおいては、宗教は自己を超越した物が必要であるが、自らの経験や真の自己を見出すので、宗教ではないと主張する。
マインドフルネスにおいてありのままの注意を経験するだけでは、仏教真理には辿り着かず、仏教教義が必要になる。瞑想と教義は共に歩み、補強しあう。
このコラムは本を読むにあたって自分で理解するためにまとめたものです。
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