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なぜ日蓮宗は法華経を信仰するのか

  • nisshinji
  • 2 時間前
  • 読了時間: 2分

日蓮聖人は涅槃経の依法不依人の指針で一切経を読み、諸経の王が法華経であると確信された。以下にその理由を記す。


聖人は天台の五時八教、無量義経の四十余年未顕真実の経文を基として一代五時図を著された。爾前経は機根を調える為の方便であり真実の教えは法華経であるとされた。この法華経は法師品の已今当、すなわち已説は爾前経、今説は無量義経、当説は涅槃経であり、その已今当よりも優れた三説超過の教えであるとされた。


聖人の相対論には五重相対がある。この中の内外相村では三世の因果を説く内道を、大小相対では利他を説く大乗を、権実相対では二乗作仏、久遠実成を説く実大乗である法華経が優れているとされた。


他経に説かれず法華経のみに説かれているものとして妙楽の十双タンを基として二乗作仏・久遠実成はもちろんのこと、聖人は三五の二法を重要視された。それは化城喩品の三千塵点劫を釈尊の因位とし、壽量品の五百億塵点劫を果位としてその因果はこの娑婆世界において私たち衆生に結ばれているということだ。

この事は天台の三種教相、化道の始終不始終相、師弟の遠近不遠近相にも見られる。

また、四種三段において、一代三段、一経三段、二門六段、本法三段という科段分けがある中で、一代三段では、法華経とその開経である無量義経、その結経である普賢経が正宗分に配され、法華経の優位性を示した。

他仏と比較して、一代五時鶏図によると、釈尊のみが主師親を具足し、三身論によると久遠実成の釈尊は法身・報身・応身を備え無始無終であるとされた。故に本当の教主は久遠実成の釈尊であり、信ずべきは久遠実成の釈尊が説いた真実の教えである法華経である。


五義において教は法華経、特に妙法五字、機は末法の衆生、時は末法、国は日本、序は教法流布の先後(のちに師となる)が示され、この末法の日本で信仰するのは法華経であるとされた。


また、見宝塔品·提婆達多品では、五箇の鳳詔が説かれ、「宝塔品より事をこり、壽量品で説き顕し、神力嘱累で事極まれり」と起顕竟により、付嘱の大事、弘通を強調されている。また、五箇の鳳詔には六難九易が説かれ、滅後弘通の困難さを含しているが、法華経は釈尊の隨自意の教えてあり、難しいものほと優れているとして、ここでも法華経が優れでることを証明している。また虚空会は法華経がこの娑婆世界にとどまることの証明でもある。


聖人はこの六難九易と勧持品二十行の偈を弘通姿勢の支えとされた。


以上のことにより日蓮宗では法華経を読むのである。

 
 
 

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